「数字嫌い」なズボラ女が経理になったら、人生が整った話-第1話-

こんにちは!フリーランス経理をやってます、"なおえ まお"です。
私はもともと、数字や経理なんてまるで縁がなかった「元・飲食店スタッフ」。
実はけっこうズボラで、細かい作業も苦手なタイプです(笑)
しかし、飲食店後は未経験&スキルゼロから経理に転職して、
現在はフリーランスや一人社長さんの経理サポートをしたり、フリーランスの現役経理として毎日バタバタと働いています!
「数字とか無理」「経理って何?」というレベルだった私だからこそ、
今、同じように悩んでいるあなたの背中を押せるならばと、このnoteを書いてみました!
【飲食店時代】数字も経営も無縁の毎日
私はアルバイトから社員になり、約10年間飲食店で働いていました。
そのころは本当に、“経営”も“数字”も、何も分からず。
「今日もがんばって働くぞ!」と、スタッフとお客さんと賄いのことだけを考えて毎日を過ごしていました。
副店長になってから、いきなり「数字」と向き合うことに
社員になってから副店長に昇格したとき、「副店長勉強会」に参加するようになり、「売上」や「原価」「経費」など、お店の“経営数値”を勉強する機会が出てきました。
正直、「難しそう…」「面倒くさっ!」って思ってたし、
副店長の勉強会にて理解度テストなんてものがあったんですが、毎回とんでもなく低い点数を叩き出してました笑
こいつ、やる気あるのか?と心配されるレベルでした。
スタッフの熱意×数字の現実・パイプ役の面白さ
店舗のスタッフが新商品を売りたいと盛り上がってるのに、
店長が「原価が高いからあんまり売りたくない…」とブレーキをかける理由が全く理解できず、悶々としている日々を過ごしていました。
自店を盛り上げたいスタッフたちと、高い原価に取り憑かれて新商品を売りたくない店長…
両者の意見をどう活かすか?と考えるようになり、経営数値を真面目に勉強するようになりました。
その中で私が導いた答えは、
「スタッフが売りたい商品以外の高原価の商品は販売個数を工夫し、食材ロスの管理を徹底すること」
自分なりに“やる気”と“数値”の橋渡しをできるようになっていきました。
結果、利益率を維持したまま店舗の売上高は上昇の波に乗れるようになり、私が居た店舗の評価は鰻登りになったのは、飲食店時代の私の自慢できる事柄になりました。
数字って、実は面白いかも?
そうやって働いているうちに、どんどん数字や経営に興味がわいてきて。
「どうせなら本気で学んでみよう!」と思い立ち、在職中に簿記3級を取得。
元々、数学は嫌いじゃなかったけど…
ズボラなせいで電卓ミスばっかり…勉強に挫折しそうになっていながらも、なんとか合格しました_:(´ཀ`」 ∠):
自己採点ではギリギリだったので、合格証書が届くまで「絶対に落ちた!」って思ってました笑
10年続けた飲食店を卒業!
気づけばアルバイト時代から10年近く飲食店で働いていましたが、
「もっと数字や経営を深掘りしたい!」という気持ちが大きくなって、
思い切って転職を決意。
そして、私の経理人生が始まるのでした。
【派遣経理時代】カルチャーショックからのスタート
次に選んだのは、派遣社員としての経理職。
楽しみ半分、不安半分
新しいことに挑戦できるワクワクはありましたが、
実は飲食店時代に「店舗から本社経理への当たりが強かった」経験もあって、「自分も経理になったら、現場から厳しいこと言われるのか?」とコミュニケーション面はちょっと不安でした。
後に、飲食店経験があったのおかげで、すぐ信頼を勝ち取る?ことができましたが(自慢)
オフィスの静けさにびっくり
いざ入社してみたら…20人くらいいる部署なのに、めちゃくちゃ静か!
「みんな喋らなさすぎでしょ…」と内心ビックリ。
キーボードのカタカタ音しか聞こえない…
私の電話を取る声が異常にデカい気がする…
ちなみに、当時の社長から聞いた話ですが、
フロアの端にある給湯室から、対角にある社長室まで、私の笑い声が響いてたらしいです。それくらい静かなオフィスでした。
にぎやかな飲食店とのギャップに、最初は戸惑いまくりでした。
実務と勉強は“全然別物”!
いざ経理業務が始まると、簿記3級で覚えたことがほとんど頭から抜けてて、先輩から「これ違うよ〜」と指摘されまくる日々。
分からないことは毎日Google先生に頼りきり!
しかも、飲食店では「支払いの期日」なんて意識ゼロだったので、
経理の振込処理をうっかり忘れて怒られたこともありました…。
失敗から学んだ“ズボラな私なりの工夫”
とにかく失敗ばかりで「私、経理向いてないかも?」と思ったけど、
ズボラな自分でも続けられるルールを編み出しました。
それは、毎朝必ずタスクを書き出すこと!
経理の仕事って、やることが決まってるからルーティン化しやすい。
「今日やることだけは絶対忘れない!」と決めて、1日1日コツコツ進めました。
【正社員経理時代】コツコツ続けた先に見えた世界
派遣社員として失敗もいっぱいしましたが、
「分からないことは素直に調べて覚える」「タスクだけは絶対忘れない」
この姿勢を見てくれていた上司に「うちで正社員にならない?」と声をかけてもらいました。
正社員になってからは、日々の経理作業に加えて、監査法人対応や決算業務など、どんどん専門的な仕事も任されるように!
入社当初は想像もしていなかった“会社のお金の流れ”や、“経営を支える実感”が日々強くなっていきました。
経理の仕事がどんどん楽しくなっていったのを覚えています。
経理に転職して気づいた、人生が整うということ
規則正しい生活は、心の余裕を生む
飲食店時代はシフトもバラバラで、生活リズムもガタガタ。
でも経理になってからは、朝起きて、ちゃんと働いて、夜はしっかり寝る。
“当たり前”ができるようになったことで、気持ちもすごく安定しました。
プライベートや自己投資も充実!
経理職に就いてからは仕事が終わった後に趣味の時間を持ったり、自分の勉強やチャレンジに時間を使えるようになりました。
自分の成長に対する欲が強かったので、自己研鑽に時間が使えるようになったのは、素直に嬉しかったです。
また、飲食店時代は友人の連絡を返すのも億劫で音信不通状態になっていたので、一部の友人の間では「まお死亡説」が流れていたこともありました笑
そういった精神面も整ったおかげで、今でも友人との繋がりを保つことができています。
ズボラでも、未経験でも、一歩踏み出せば世界は変わる
経理の仕事は几帳面な人向き…と思われがちですが、
ズボラな私でも続けられる理由がちゃんとあります。
- やることがルーティン化しやすい
- 分からないことは調べてOK、質問もOK
- コツコツやれば評価してもらえる
私みたいなタイプでも、しっかり評価してもらえて人生が整ってきました!
昔の自分へ、今悩んでいるあなたへ
もし、飲食店時代の自分にひとこと伝えられるなら、
「ズボラでも大丈夫!自分らしく働ける場所は、必ずあるよ」と言いたいです。
今、「経理なんて無理」「数字は苦手」と思っている方がいたら――
私のストーリーが少しでも勇気になれば嬉しいです!
私のストーリー投稿は続きます!
次は正社員経理からフリーランス経理になって、自分で確定申告をし始めた話などを紹介する予定です。
次回の投稿も、ぜひ読んでくださいね( ✌︎'ω')✌︎